人体はテセウスの船なのか?
弁護士業務と関係のない話です。
コロナ禍になってから免疫系に興味がわき、人体についても気になっています。
人体の多くの細胞は常に入れ替わっていて、腸粘膜上皮は3、4日、
皮膚の表皮は1か月、赤血球は4か月、骨は3〜5年で新しくなっているそうです。
だいたい5年もすれば身体の大部分は別物になっているということですね。
そこから「人体はテセウスの船なのか?」ということを考えます。
テセウスの船というのは「ある物体において、それを構成するパーツが全て
置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、
という問題(同一性の問題)」です。
でも、人体の細胞は新しくなるものが多いですが、変わらない細胞もあります。
脳細胞、卵母細胞等は生まれたときから死ぬまで変わらないそうです。
心筋細胞はゆっくり少しだけ入れ替わります。
脳細胞の寿命は150年だそうで、長持ちですね。
脳細胞が入れ替わらないから、記憶は保たれており、他の細胞が入れ替わっても、
自分は自分で変わらないということになるのかなぁと思います。
自分を自分たらしめているのは記憶なのでしょうか。
記憶、自我、意識、思考、人格って何なのか、と考えたりします。
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