約束手形の廃止へ

昔の小説を読んでいると、手形絡みの詐欺などが出てくることがあります。
私が大学生だったとき手形小切手法を勉強しましたが、弁護士になってから、生きている(?)手形を見たことはありません。小切手を見たことはあります。

現在、約束手形の利用はピーク時(1990年頃)の1割以下だそうです。
小説で読む分には面白いのですが、手形は便利な反面、色々と面倒な手続きがあったり、偽造や紛失の危険もあります。
政府は2026年までに約束手形を廃止することを目標とし、電子記録債権(通称「でんさい」)の利用を推奨していますが、でんさいの認知度は低く、普及率も低いようです。

その他の記事ARCHIVE

2024.03.14 森田 冴子
アプリと裁判手続き…
2023.12.14 森田 冴子
事務所の駐車場…
2023.11.17 森田 冴子
離婚届の証人…
2023.04.19 森田 冴子
弁護士の利益相反について…
2023.01.27 森田 冴子
タイヤと過失割合…