みとみらい法律事務所は「時代のニーズに応えられる身近な事務所」として、民事を中心としたリーガルサービスを提供致します

茨城県水戸市南町3-3-33 PS第3ビル8階
TEL:029-221-2675 / FAX:029-224-9185

車検証の電子化

車検証が2023年1月からICチップ付きになっていたんですね。
電子車検証及び車検証閲覧アプリが普及するまでのしばらくの間(最低3年)は、電子車検証発行時や更新時にICタグの内容も含めたすべての車検証情報が記載された「自動車検査証記録事項」が発行されるそう。
 
車検証の電子化のために手数料が200円上がり、一部情報の閲覧には汎用ICリーダーや専用のスマホアプリが必要。
電子車検証に記載されている項目に変更がなければ(ICタグに格納されている情報の書き換えだけであれば)引き続き同じ電子車検証を使用することになり、車検ごとには発行されない。
なんだかユーザーにはメリットがない感じですね〜。
 
車検業者は電子化により車検証の交付を受ける際に、運輸支局へ出向かなくて済むメリットがあります(券面記載事項(基礎的情報)の書き換えは今まで通り出頭する必要があり)。
 
券面記載事項と券面非表示事項を確認したら、車検有効期間や所有者氏名が非表示事項でした。
破産の申立等では車検証コピーを提出して所有者を明らかにする必要があり、ICチップを読み取らないとならなくなってしまうんですね(しばらくは「自動車検査証記録事項」が発行されるから良いですが)。
 
銀行の通帳がなくアプリだけ使っていて印刷手段がない人も破産等の申立の際に余計な手間がかかるし、まだ遭遇したことはありませんが、子の監護者指定の審判等で必要となる母子手帳がアプリという人もいるでしょうし、裁判手続きと電子化の食い合わせが悪いです。

その他の記事ARCHIVE

2024.04.22 森田 冴子
約束手形の廃止へ…
2024.03.14 森田 冴子
アプリと裁判手続き…
2023.12.14 森田 冴子
事務所の駐車場…
2023.11.17 森田 冴子
離婚届の証人…
2023.04.19 森田 冴子
弁護士の利益相反について…
  • 弁護士紹介
  • お問合わせ
  • アクセス
  • 相続遺言相談

TEL 029-221-2675