修理費用よりレンタカー費用に注意?

 皆様は、交通事故に遭われたとき、何をご心配されるでしょうか。

 多くの方は、ご自身の愛車の修理について、ご心配されます。いつまでに直るのか、完全に直るのか、費用はいくらかかるのか、加害者はそれを全額払うのか、などといった具合です。

 被害者として当然の心配ではあるのですが、それらの心配事について工場や加害者と交渉している内に何か月も時間が経過してしまうと、別の問題が生じてしまうことがあります。

 それが、レンタカーの費用です。

 一般に、事故によって車が使えなくなった場合、車を修理している間はレンタカーを手配することになります。このレンタカー費用は、通常であれば数週間から1か月程度分となり、その程度であれば、加害者やその保険会社も異議を出さずに払ってくれることが多いところです。

 しかし、修理の内容等で相手と交渉し数か月程度経過してしまうと、レンタカー費用も100万円単位になることがあり、下手をすれば修理費用を上回ってきます。そして、こうなったときに加害者やその保険会社が全額支払ってくれないことがあります。

 この点、実は、実務的にはレンタカーの期間としては2週間から1か月分程度が相場とされていて、裁判になってもこの相場に近い認定がなされることが多いです。

 自分は被害者だし相手がいずれ全額払ってくれるだろうからと、修理に遅れて着手すると、レンタカー費用が自腹になってしまうことがあるわけです。

 被害者の立場からはなかなか受け容れ難い問題ですので、そもそもそういった問題になることのないように、当事者双方でレンタカー費用については気にかけておくことをおすすめします。