遺産の資料と調査

相続のご相談に来られるときには，出来るだけ遺産の資料を揃えておくことをお勧めします。例えば，不動産の場合には，固定資産税評価額証明書や全部事項証明書，預貯金であれば，取引履歴や通帳です。これらの資料があれば，遺産の総額を把握することができ，相続分に基づく計算をすることが可能になります。

相続の紛争では，この相続分の計算に基づく金額が，議論の出発点となります。この金額を元にして，特別受益（生前贈与）や寄与分などを考慮することになります。そのため，相続の進め方や戦略などを決める上でも，とても重要なものであるため，私たち弁護士は，遺産の資料を必ず確認します。

遺産の資料をご自分で準備する場合には，法務局や金融機関にて，必要書類を取り寄せていただくことになります。ご自分で，準備することが難しい場合，大変な場合などには，弁護士がサポートすることも可能です。ご相談ください。