離婚について弁護士に相談するときには,どんな準備をしたらよいでしょうか。
ケースバイケースではありますが,初回相談の前に,このようなことを準備しておくとスムーズかと思いますので参考にしてください。相談内容が明確であり,情報が多いほど,私たち弁護士も具体的アなドバイスが可能となります。
【何を相談したいのか書き出してみましょう】
離婚についての相談といっても,「離婚をした方が良いのか」「離婚をしたいけれど,どのような条件としたら良いのか」「調停の手続を知りたい」などによって,お話しするポイントは当然異なります。相談の目的,そして30分程度の初回相談の中で優先的に聞いておきたいことをあらかじめ整理しておくとよいでしょう。
【時系列を作ってみましょう】
離婚に至る過程は,十人十色とはいえ,皆様に共通していることは,夫婦関係の歴史を紐解く必要があるという点です。弁護士は相談の中で必要な情報をお尋ねしますが,相談時間内に全てをお聞きすることは難しいですし,出来事の順序・登場人物・出来事の内容などを全て整理し,理解することは難しいといえます。
時系列を作っていただければ,それを見ながらお話を聞くことで,情報が整理されやすいという利点があります。
【資料を準備しましょう】
相談にあたって,資料を見せていただくことで弁護士の理解も深まります。
例えば,離婚のご相談では,下記はあくまで一例ですが,次のような資料をご準備いただくとよいと思います。無理のない範囲で,初回相談にあたってご用意いただくことをお勧めいたします。
・戸籍謄本,住民票
・収入に関する資料(養育費の算定をする場合/給与明細や源泉徴収票など)
・資産に関する資料(財産分与がある場合/不動産については固定資産税評価証明書など,預貯金については通帳や証書など)
・不貞関係に関する資料(慰謝料請求を行う場合/写真などの証拠資料)
等が挙げられます。
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