パワハラは優秀な人ほどしがち?
意外ですが、そんな実感があります。
優秀な人は、自分が優秀であるからこそ、自分の部下が自分と同じようにできないことに対してつい怒りを感じがちです。
優秀な人からするとできることが当たり前で普通なことなので,それを部下にあてはめがちです。自分とおなじように当たり前にできるはずと,部下に自分の普通を無意識にあてはめてしまいがちです。その当たり前や普通ができないと,普通のことさえできない部下がダメで悪いととらえがちです。
人は,自分が正しいと思うと,相手にきつくあたってしまう傾向があります。これが優秀な人がしがちなパワハラです。
これを避けるためには,自分にとっての当たり前は部下にとってのあたりまでではないと自覚することが大切です。
そのためには,まず部下は自分とは違う個性と能力があり、部下には成熟度のレベルがあると考えてください。
そうだとすれば,それぞれに応じて,関わり方を変えていく必要があります。
たとえば,社員を成熟度で分けると次のような感じかもしれません。
- 具体的に細かく何をすべきか指示し,かつ,きちんと監督しなければならないレベル
- こちらの考えを説明し,社員からの疑問に答えればある程度できるレベル
- その仕事にある程度成熟しており,他によりよい方法がないかなどを一緒に考えることができる,任せられるレベル
- 自立して行動でき,業務遂行の責任を委ねることができるレベル
つい、わかっているつもりで社員に接していないでしょうか。いちど、このように考えてみてください。
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