相続争いを避けるためには、その対策が必要です。
では、いつ頃までに相続対策をしなければならないかというと、私の場合は、70歳までに必ず対策をしてくださいとお話ししています。
相続対策は、何歳まで生きられるのか。そこから逆算して考えることになります。そこで、まず平均寿命はどうなっているでしょうか。
平成22年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.64年、女の平均寿命は86.39年となっています。平均寿命に対して、健康寿命という考え方があります。健康寿命というのは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味している。つまり、健康寿命を過ぎると、何らかガタがきて、誰かのお世話になっている可能性があると考えられます。
では、健康寿命は何歳なのでしょうか。
2019年の統計によると、茨城県の男性は72.71歳で、女性は75.80歳です。
これは平均的な値ですから、もうちょっと早めにということで、少なくとも70歳になるまでに対策をしてほしいのです。
いつかと先延ばして、遺言書も作れなくなってしまったという失敗例がたくさんあります。
そのようなことにならいようにお願いします。
その他の記事ARCHIVE
- 2023.09.02 後藤 直樹
- なかなか相続対策が進まない親の心理…
- 2023.08.02 後藤 直樹
- 争族にしたくないなら対策しましょう…
- 2023.08.01 後藤 直樹
- 事務所移転のお知らせ…
- 2023.07.28 後藤 直樹
- 従業員のソーシャルメディア利用について…
- 2023.07.26 後藤 直樹
- ヘルメット着用義務化について…