能力が低い社員に辞めてもらいたい、解雇したいという相談があります。
しかし、
能力が低いことを理由に解雇はなかなか認めないというのが裁判所の考え方です。
日本に見られる、メンバーシップ型の雇用のもとでは、労働者の能力の開発は使用者の責任であり、労働者側の責任ではない。社員の能力が低いというのは、会社側がきちんと労働者に教育訓練をしていないのではないか、能力が低いとか言わずに,まず、きちんと教育訓練をするようにしなさいということです。
会社にとって人材はとても大切です。
織田信長は「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と言ったとされますが,経営の神様松下幸之助さんは、「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」と言ったとのことでした。さすが松下幸之助さんです。
とは、いえいかんともしがたい社員がいるのも事実。
そんなときにどうするかですが、きちんとした準備が必要です。
解雇を争われないようにするために、あらかじめ弁護士に相談してください。
その他の記事ARCHIVE
- 2024.10.21 後藤 直樹
- 採用トラブルを避ける…
- 2023.09.02 後藤 直樹
- なかなか相続対策が進まない親の心理…
- 2023.08.02 後藤 直樹
- 争族にしたくないなら対策しましょう…
- 2023.08.01 後藤 直樹
- 事務所移転のお知らせ…
- 2023.07.28 後藤 直樹
- 従業員のソーシャルメディア利用について…